2003年03月21日

飲んだくれてサイゴン 2

ベトナムの食べ物はおいしい。
いっときのブームは落ち着いたようだけど、日本にもベトナム料理専門のお店がたくさんある。新潟にはまだ少ないけど、それでもアジア風(タイ、マレーシア、ベトナム、時には韓国や中華も混ざってたりするけど)のチャンポンで雰囲気のあるおしゃれ〜なお店は多い。で、食べに行くと、なにか物足りなさを感じる。「まずい」とかじゃなく、何かが。なんだろう?と思っていて気が付いた。
ハーブが違うんだな、きっと。

ベトナムだけではないんだけど、ほんとにハーブをよくつかう。フォーしかり、ネムという肉団子しかり、とにかくハーブやなんだかよくわからない葉っぱを、ぶちこんだり、巻いたりして食べる。もちろん個人の好みで入れる量も違うのだろうけど、それが何故かその料理にベストマッチする。それが無いとなんだかすごく物足りなく感じてしまうから不思議。香菜だけじゃないんだよね〜。どくだみ(もちろん生で。かなりポピュラーで焼肉や、前述のネムなんかには必ずついてくる)やらつぼくさやら、たでなんかもホビロンと食べるし。ちなみにホビロンとは、孵化する前のあひるの卵を茹でたやつ。殻を割ると、うらめしそうな目をした雛の一歩手前君と目が合います。(うそ)それをスプーンで掬って食べます。味は濃厚で香ばしい。わたしは好きなんだけど、旦那は「パス」だそう。

それ以外にも現地の葉っぱはたくさんある。それは日本じゃ手に入らないものばかりだから仕方がないのです。それに、やっぱり暑かったりして、体がそういうハーブ類を求めているから、余計美味くかんじるんだろうなぁ〜。冷房の効いたお店で仮にそれが出てきても、美味いとは思わないような気がする。

そういう類のもので、「ビアホイ」と呼ばれるビールのでき損ないみたいなものがあります。今はビアホイよりちと進化(?)した「ビアトゥオイ」というのを出してるとこが多いみたいですが。とにかく安い。ふつうのサイゴンビールなんかが350ml(うろ覚え)くらいで5〜6000ドン(およそ50円)なのに、こちらは4〜5000ドン/gていど。当然庶民の味方というわけで、男連中の憩いの場になってます。屋台で飲むか、屋根のついたつまみも作ってくれるとこで飲むかは、お好み次第。あ、もちろん屋台にも、貝やめん類を作ってくれるとこもあります。どちらにも言えるけど、ほっといても、するめやピーナツ売りが何度も巡回してくるので、上手く断れない心やさしい人はイヤという程食べることができます、ので心配ご無用。ちなみにこのてのピーナツ、何故か茹でてあるものが多い。煎り、ではなく。これがまたうまい。やみつきになるのです。

そのビアホイ、たいがいあまり冷えてないので、氷を入れて飲むのが一般的。気分はお水のオネエサンです。よく口の悪い日本人が馬の小便みたいと揶揄しますが、わたしと旦那にとっては、小便でもアルコールが入ってりゃ甘露なわけで。こんなにいいものは無いのです。
暑いので度が高いものを飲むと、急激に体温が上昇するのですね。ですから、度の低い小便のようなものを(しつこい)だらだら飲んでいるのは理に適ってるのです。それと何と言っても、その屋台なんかの雰囲気や状況がじつに楽しいのです。

夜風に吹かれて、いろんな街の情景 ---独特な節回しで流しているするめやとうもろこしの屋台、風船売り、体重測ります屋さん、拍子木を鳴らしながら歩いてる御用聞きの少年たちが往来を通り過ぎてゆく。
小路に眼を移せば、上半身裸で体操してるじいさん、子供や犬たちはいつまでもうれしそうにじゃれまくり、その脇では、赤や白のプラスチックのテーブルに、働き者のおかみさんたちがせっせと、つまみを赤ら顔のおっちゃんたちに運んでいる。おっちゃんたちはするめを口からはみださせながら、楽しそうにわいわいやっている---  そんな様子を見ているのはちっとも飽きないし。おまけに、たいがい珍しがって話し掛けてきてくれるので、ベトナムの今、を知るにはもってこいなわけです。まぁ、100%役にたたない情報ですが…(しかも大体覚えてないし)

そんなふうにして、ベトナムの夜は更けていくのです。

            酔っ払いたち
posted by きゅー at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東南アジアの旅 Mar〜Jun.2003 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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